2020年1月1日

社会福祉法人三交会

理事長 田中雅英

 

 あけましておめでとうございます。みなさまお元気で新春をお迎えのことと心からお喜び申し上げます。2020年、年頭にあたり、ひとことごあいさつ申し上げます。

 

 昨年を振り返って

 現在、都内の介護施設はどこも人手不足で、たいへん厳しい経営環境に直面しています。介護報酬の抑制傾向がこれに拍車をかけています。社会福祉法人三交会(以下 本法人)も例外ではありません。昨年10月、本法人は事業再生に向けて、理事、監事、評議員などの経営陣を一新するとともに施設長を交代しました。総責任者として、私が理事長に就任しました。そして、私が理事長を兼任する世田谷区にある社会福祉法人大三島育徳会を始め、目黒区、目黒区社会福祉事業団の協力を得て、経営改善に取り組んでいるところです。 私は、「青葉台さくら苑」を働きやすい、やりがいのある魅力的な職場にできるだけ早く立て直し、地域のみなさまから頼りにされる施設にしたいと考えています。

 

 令和の時代に臨んで

 平成が終わり、令和の時代が始まりました。私は、大きな変化の波に見舞われる時代になると予測しています。今年、国内においては、東京オリンピック・パラリンピックの開催前に東京都知事選挙があります。衆議院の解散総選挙の可能性も高まっています。長期政権が続く中、日本の政治にも変化の兆しが現れるのではないかと期待しています。

 国外においては、いまだに米中貿易摩擦の行方が定まりません。北朝鮮、中東情勢ともに一段と緊迫化しています。英国のEU離脱による経済的影響も顕在化していくでしょう。そして、気候変動により、台風、洪水などの自然災害が毎年のように襲ってくることが危惧されます。令和の時代は変化に対応しなければならない時代ともいえるかもしれません。さまざまな社会状況や自然環境の変化に対して備えが必要になります。  

 社会福祉においても働き方や事業の効率化をいかに高めるかが課題になっていくのではないでしょうか。厳しい環境の中、生き残るためにわれわれもまた変化しなければならないと考えています。

 

 令和2年の抱負

 昨年、財政制度等審議会、未来投資会議において、介護サービス事業者に関わる改革の方向性が示されました。事業者の経営の効率化・安定化の観点に加え、介護人材の確保や有効利用などの観点から、経営主体の統合・再編を促進する施策が打ち出されました。「社会福祉連携推進法人」の創設です。本部機能の統合、給食事業の共同化、物品等の共同購入による経営の効率化、介護職員の確保・育成、多様化・複雑化する福祉ニーズへの対応を図る狙いがあります。本法人もこうした新たな制度の流れに乗っていくことが求められるでしょう。現在、大三島育徳会の職員と本法人の職員が手を携えて、全力で立て直しに取り組んでいます。金銭の貸借をのぞけば、まさに社会福祉連携推進法人の目指すべき連携が始まっています。大三島育徳会の支援により三交会が生まれ変われば、新しい制度の先駆けとなるモデルケースとなるかもしれません。今後、この二つの法人が緊密な連携をすることで、人材確保、研修、人材交流などにおいてシナジー効果を得たいと考えています。

 

 最後に

 できるだけ早く人材を確保して、「青葉台さくら苑」を働きやすく、やりがいのある魅力的な職場にすることを約束します。そして、ご利用者・ご家族、地域のみなさまの  セーフティネットとして、より頼りにされる法人になります。どうぞ変わらぬご指導、ご支援をお願いいたします。